トレイルランニングの魅力や始め方は?そろえておくべき装備もご紹介

トレイルランニングの魅力や始め方は?そろえておくべき装備もご紹介

林道や登山道などの未舗装路を走るトレイルランニングは、体力の強化やストレス発散が期待できるスポーツです。障害物やアップダウンのある道を走るため、ハードながらも大きな爽快感が得られるでしょう!本記事では、トレイルランニングの始め方や必要な装備についてご紹介します。

目次

山道などの大自然の中を駆け回るトレイルランニングは人気が高く、世界中で大会が開催されています。


「トレイルランニングに興味があるが、何から始めればいいの?」
「必要な装備は?」


トレイルランニングを始める際には、まずは公園や河川敷などで長距離を走ることで体を慣らしていきましょう。


本記事では、最低限そろえておくべき装備や、あると便利なアイテムなどもご紹介。ぜひ参考にしてください!

1.トレイルランニングとは

トレイルは「未舗装路」のことで、林道や砂利道・登山道などを指します。


つまり「トレイルランニング」は、舗装されていない道を走り抜けるスポーツなのです。


なかには石や岩・木の根などが落ちている道や、階段や坂道を走ることもあるでしょう。


トレイルランニングはもともとアメリカ発祥のスポーツで、近年では日本でも競技人口が増えています。


タイムや順位を競う大会があるほか、個人で楽しんでいる人もいます。

2.トレイルランニングの魅力

トレイルランニングの最大の魅力は、季節や時間帯によって大きく変わる自然の景色を楽しみながら走れることです。


大自然の中を駆けるトレイルランニングは、走り切ったときに大きな達成感が得られるとともに、脳の活性化にも効果があるといわれています。


思いっきり体を動かすことで程よく疲れ、睡眠の質も向上するでしょう。


また、トレイルランニングで走る道は舗装されていないため、でこぼこしていたり障害物があったりします。


そのような道を走る際には、通常のランニングでは使うことがない筋肉を使います。


予測できない路面の状況に対応できるよう、常に気が抜けないこともトレイルランニングの特徴の1つ。


状況に合わせた動きが必要とされるため、柔軟な足運びが身に付きます。


トレイルランニングは激しいアップダウンのある山道などを走るので、激しく動くことを好まれる方にとって、大変楽しめるスポーツといえるでしょう。

3.トレイルランニングの始め方

トレイルランニングの始め方についてまとめました。
すぐにでもハードな道に挑戦したいところですが、あせりは禁物です!
必要な手順をふんで、トレイルランニングを楽しみましょう。

3-1.ロードランや登山から始める

イレギュラーコースを走れるだけの体力をつけるために、ある程度の時間、長距離を走れるよう練習が必要です。


最初から山道を走るのは危険なので、公園や河川敷などで、まずは5㎞走ることから始めてみましょう。


徐々に距離を増やし、10㎞以上走れるようになるのが理想です。


整備された路面ではなく、適度にでこぼこしている場所を走るのがおすすめです。


まずは速く走ろうとせず、会話をしながらでも息が上がらない程度のスピードを保ってください。


歩いたり走ったりを繰り返しながら、散歩の延長のつもりで試してみるとよいでしょう。


公園や河川敷を利用した平地で走ることに慣れてきたら、階段や坂道のある道でトレーニングをしましょう。


トレイルランニングではアップダウンも多いことが予想されるため、階段や坂道の上り下りに慣れておくと安心です。


注意したいのが、上りのトレーニングだけにならないようにすることです。


坂道や階段は下る際にも足に大きな負担がかかるため、トレーニングをしておかなければケガをしてしまう可能性があります。


どうすれば負担を軽くできるのか、考えながらトレーニングするのがおすすめ。


また、山道に慣れるためにまずは登山を行い、それから徐々に走れるようにしていく方法もよいでしょう。

3-2.山道を走るために必要なアイテムをそろえる

トレイルランニングを始めるにあたって、山道を走るために必要なアイテムをそろえておく必要があります。


登山の経験がある方なら登山用のシューズやウェアなどを持っているかもしれませんが、できればトレイルランニングに適したものを選んでそろえておくとよいでしょう。


山道を走る際に持っていると安心なもの走りの妨げになりにくいものを選び、しっかりと準備しておきましょう。

3-3.ルートや一緒に走る仲間を探す

トレイルランニングのトレーニングが完了したら、実際に走るルートを探しましょう。


まずは低い山から挑戦します。おすすめのコースが掲載されているトレイルランニングのガイドブックを参考にして、3~4時間程度で走り切れるくらいの山から始めてみましょう。


天候の悪化や体調を崩したときのことを考えて、できるだけ駅からのアクセスがよく、エスケープルートが多いコースを選ぶのがおすすめです。


また、ペースや感覚がつかめないうちは途中で動けなくなってしまうことも考えられるため、低い山であっても慣れていないうちは一人で入るのは危険です。


そのため、最初は一緒に走れる仲間を探しておくとよいでしょう。

4.トレイルランニングに必要なギア&装備紹介

トレイルランニングを始めるにあたって、必要な装備にはどのようなものがあるのかを確認しておきましょう。

4-1.トレランザック

トレイルランニングにはトレランザックが必須です。


トレランザックとは、トレイルランニング専用のリュックのことで、登山用のリュックに比べて揺れにくく、体にフィットするように作られています。


特に、ベスト型のトレランザックは体へのフィット感に優れており、ポケットに収納してあるアイテムをザックを下ろさずに取り出すことが可能です。


そのため、走りの妨げになりにくいのが特徴です。

容量5Lのポケットを備えた、わずか190gのトレランザックです。

着ていることを忘れるほどの超軽量でフィット感があるため、スピードと身軽さを求める人におすすめです。

ストレッチ生地を使ったスリムフィットデザインで、収納した持ち物が動き回るのを防止します。

3本の調節式ストラップで、簡単にサイズ合わせが可能です。

容量15Lで、80〜300 kmのウルトラトレイルに必須のギアすべてを効率的に持ち運べます。

フロントに8つ、背面に7つのポケットが付いており、ギアへのアクセスが簡単にできる点も魅力の1つです。

バッグの重さはわずか360g。動きに合わせてフィットするデザインなので、スピード感のある走りをする際にも安心です。

4-2.トレランポール

標高差のあるコースや長時間のコースでは、トレランポールを使用すると上半身のサポートに役立ちます。
一部の大会でもトレランポールの使用が認められているため、用意しておくとよいでしょう。

アルミ製なので110cmサイズでわずか173gの軽量さと、不快な振動を軽減してくれるのが特徴のトレランポールです。


3段折りたたみ式で、折りたためばバッグやベストにも収納可能なため、持ち運びも楽にできます。


すばやく組み立て・折り畳みが可能な即効性も特徴の1つです。


グリップには、快適性を重視して設計された握り心地の良いEVAフォームを使用しています。


国内外でのレビューも高い、人気のアイテムです。

4-3.トレランシューズ

トレイルランニングでは、さまざまな地形に対応できる専用のシューズが必要です。


トレランシューズは一般的なランニングシューズに比べてソールが硬めに設計されており、グリップ力にも優れています。


「転倒しづらい」「障害物にぶつかってもケガをしにくい」などの特徴があるため、自分の身を守るためにも専用のシューズを用意したほうがよいでしょう。


トレランシューズを選ぶ際には、サイズ感やフィット感だけでなく、クッション性や通気性・防水性などをしっかりチェックすることが大切です。


総括して安定性のある走り、完走を目的とするランナーであれば「MT CUSHION」シリーズ、瞬発力を重視し、レース記録を目指すランナーであれば、「RACE」シリーズがおすすめ。

4-4.レインウェア

山の天気は変わりやすいため、天候の悪化に備えてレインウェアを常備しておくと安心です。


防寒着としての役割も果たすレインウェアは、急激な冷え込みの際に低体温症になるのを防ぐうえでも重要なアイテムといえます。


トレイルランニング用のレインウェアを選ぶときは、走りやすいように軽量なもの、持ち運びしやすいようにコンパクトに収納できるものかどうかチェックしましょう。


さらに、大量に汗をかいて身体が蒸れるのを防ぐために、透湿性に優れたレインウェアを選ぶのがおすすめです。

トレイルランニング用に特別に設計されたレインウェアで、軽さや動きやすさが魅力です。

ウォータープルーフ仕様で縫い目もシームテープ加工されているため、雨風が強い日も安心できます。

素材自体は薄いのでコンパクトに収納しやすく、バックの中で邪魔になりにくいのも特徴です。

雨天や風の強い季節のトレイルランニングにぴったりの防水ロングパンツです。


透湿性能を備えたメンブレン加工で、汗をしっかり発散して蒸れにくくなっています。


パンツの後ろに付いているポケットに収納できるため、持ち運びに困ることもありません。

防水素材とテープ加工のシームで優れた防水性を誇ります。


フードはゴムで頭部にフィットさせられるため、被りながら走っても邪魔になりません。


カサカサ音がしない素材で動きやすいデザインであることも、魅力の一つです。

ウォータープルーフ仕様の軽量な素材の防水ロングパンツです。


10000mmの優れた耐水性により、天候が悪い日の長距離ランにも安心して臨めるでしょう。


足元に付いている長めのファスナーを開放すれば、靴を脱がなくてもパンツの着脱が可能です。

4-5.ヘッドライト

ナイトトレイルランニングでは必須アイテムとなるヘッドライトですが、ケガをしたときや道に迷ったときの備えとして常備しておくのがおすすめです。


突然雨が降っても対応できるように、防水性能のあるヘッドライトを選びましょう。


また、フィット感があって走っても簡単に外れないこと、軽量であること、キャップの上からでも装着できることなどのポイントもチェックしてください。

5.まとめ

舗装された道ではなく林道や登山道などを走るトレイルランニングには、一般的なランニングとは違ったさまざまな魅力があります。


初めて挑戦する場合は、公園や坂道などでトレーニングをして感覚をつかんでおくとよいでしょう。


また、トレランザックやトレランポールなどの装備については、デカトロンの公式サイトから購入可能です。


豊富な種類の装備を取り揃えているため、ぜひチェックしてみてください。


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