Leave No Trace(リーブノートレイス)の7原則をご存じですか?詳しく見ていきましょう!

Leave No Trace(リーブノートレイス)の7原則をご存じですか?詳しく見ていきましょう!

目次
トレイルランニングの魅力や始め方は?そろえておくべき装備もご紹介 読む Leave No Trace(リーブノートレイス)の7原則をご存じですか?詳しく見ていきましょう! バックパックの詰め方は?

"Leave No Trace" という哲学は、聖なる地球の美しさを変えないよう、自然や他のハイカーを尊重することに重点を置いています。"Leave No Trace" には七つの原則があって、これらの原則に従って、環境に深い敬意を払い、責任を持ってハイキングを楽しみましょう。

1. 前もって計画を立て、準備をする

ハイキングの計画を前もって立てることは、当たり前のことのように思えるかもしれません。しかし、この手順を飛ばしてしまうハイカーは多いのが現実です。必ず訪れる場所の規制や特徴を事前に調査しましょう。天気予報をチェックし、それに合わせて装備を整えることをお勧めします。また、ゴミを最小限にするため、包装は最小限に抑えることも推奨されます。また、トレイルによってはピーク時期を避けることも一つの手段でしょう

2. 傷つきにくい路面を選ぶ

誰も歩いたことのない「トレイル」に行きたくなるのはあり得ることです。ですが、それには原生地域の美しさに影響を及ぼす可能性があります。可能であれば、季節に応じて既存のトレイル、岩場、乾いた草地、雪などを選びましょう。ただし、割れ目や亀裂には注意が必要です。


泊りがけのハイキングの場合、川岸を保護するため、70メートル以上離れた場所にベースキャンプを設営することがおすすめです。いかなる形であれ、自然への影響を少なくする取り組みことが重要です。野営は最小限にしましょう。

そして、最大4~6人の小グループで、一列になって歩くことで、道を切り開くような影響を避けられます。
最後に、原野では、新たなキャンプ地を作らないように、また、最近傷んだ場所をさらに傷つけないように、全員が一箇所に集まることは避けましょう。

3. ゴミを適切に処理する

何も残さない:つまり持ち込んだものはすべて持ち帰るようにしましょう。生分解性のゴミについても同じです。私たちは必ずしも周囲の生態系に精通しているわけではありません例えば、持ってきたリンゴの芯からリンゴの木を育てるのは、おそらく自然保護には良いアイデアではないです。トイレットペーパーや衛生用品は必ず持ち帰りましょう。

最後に、水は貴重なものであるため、川を汚さないようにしましょう。水を捨てるときは、小川から70メートル以上離れた場所で、化学物質を含まない状態で捨てるようにしてください。

4. 見つけたものをそのままに

トレイルでどんなに美しい花を見つけたとしても、自分の目で触れるだけにしておきましょう。私たちの子孫たちが同じ風景を楽しめるように、自然を守りましょう。

ランドアートの愛好家は、自らの創造性を表現したいのであれば、訪れている環境についてよく知る必要があります。その場しのぎのきれいな創作が、長期的には多くの損害を生むかもしれません

5. 火の影響を最小限に抑える

長い1日の終わりには、焼きマシュマロを食べたいもの。ただ焚き火はできるだけ控えましょう。風景に消えない痕跡を残してしまい可能性があります。また、小型のキャンプ用ストーブを使うことは推奨されます。

焚き火が許可されているか常に確認し、他のハイカーがすでに使った場所を利用するようにしましょう。火は小さなものにとどめ、消した後は必ず燃えかすを各炊事場の燃えかす入れに出してください。

 

6. 野生動物を大切にする

野生動物とは常に安全な距離を保ちましょう。ここは彼らの家だということを忘れないでください。例えば、育児放棄されたような小鹿を見つけても、干渉してはいけません。母親は非常に発達した嗅覚を使って子鹿の世話をしているので、撫でたりしてこのつながりを弱めないようにお気をつけください。同様に、子鹿に餌を与えないようにしてください。子鹿の行動や人間の手を借りず生きていく能力が衰え、捕食動物からの危険にさらすことになるからです

犬と一緒にハイキングする場合は、犬をしっかりとコントロールできるようにしましょう。最後に、食べ物を適切に保管し、夜間に動物を引き寄せて彼らの食生活を変えてしまったり、自分の食べるものがなくなってしまったりしないようにしましょう。どちらにもメリットはありません。繁殖期や冬場はより一層の注意が必要です。

 

7. 他の利用者に配慮する

ハイキングは1人とは限りません。他のハイカーに配慮し、笑顔であいさつをすることで、みんなが楽しく歩けるようにしましょう。トレイルで困っているハイカーには道を譲りましょう

最後に、大声で話すことなく、自然の音を満喫しましょう!