冬におすすめのスポーツウェア【寒さを防ぐ服装のコツとは?】

冬におすすめのスポーツウェア【寒さを防ぐ服装のコツとは?】

目次

冬は運動しても体温の上昇がゆるやかなので、ランニングやハイキング、サッカーやバスケットボールなど、様々なスポーツに適した季節である一方で、寒さで外に出るのが億劫になる季節でもあります。


気温の低い環境で快適に運動するためには、寒さを凌ぐスポーツウェアが必要ですが「どんなものを選べば良いか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では冬用スポーツウェアの特徴や選び方を解説し、おすすめの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。


By デカトロン編集部

1. 冬のスポーツ | 防寒ウェアの重要性

冬の運動には「アウター」が必須!種類別の特徴と選び方

冬になると屋外はもちろん、体育館の気温もぐっと下がります。サッカーやバスケットボールなど、動いている間は問題ありませんが、少し休憩するとあっという間に体温が下がってしまいます。

なぜ休憩中の「冷え」が危険なのか?

休憩中に体温が低下すると、身体には以下のような悪影響が生じます。

  • 心臓への負担増: 血管が収縮して血圧が上昇するため。

  • 怪我のリスク増: 筋肉が柔軟性を失い、衝撃をうまく吸収できなくなるため。

一度冷えると身体が温まるまで時間がかかります。休憩中も体温を下げないよう、防寒性の高いアウターでの対策が必要です。

代表的な冬用アウター3選と特徴

防寒性の高いアウターには主に**「ウィンドブレーカー」「パーカー・トレーナー」「ベンチコート」**があります。それぞれの特徴を知って、用途に合わせて選びましょう。

1. ウィンドブレーカー

特徴:風から体温を守る

綿をナイロン素材で包んだ構造で、「防風力」が高いのが最大の特徴です。体温は気温だけでなく「風」によっても奪われます。ウィンドブレーカーは風をブロックし、体温低下を防いでくれます。

  • ポイント: 薄手のイメージがありますが、近年は裏起毛で内側から温めてくれるモデルも増えています。


2. パーカー・トレーナー

特徴:重ね着しやすく、デザインが豊富

スポーツの種類を問わず使える定番アイテム。ウィンドブレーカーほどの防風力はありませんが、冬用は裏起毛製品も多く、保温性に優れています。

  • レイヤリング(重ね着)に最適:

    • 中にTシャツやアンダーウェアを着る

    • 上から他のアウターを羽織る

    • これらによって、さらに防寒性を高められます。

3. ジャケット

特徴:厳しい寒さでも耐えられる高い防寒機能

長時間屋外にいる場合におすすめです。ベンチコートやダウンジャケット、スキージャケットや起毛フリースジャケットなど、スポーツとその体の動きに合わせたジャケット選びが鉄則です。

2. 冬にスポーツする際に知っておいてほしいこと

■脱水症状について

冬は夏よりも汗をかきづらいため、脱水症状にならないというのは大きな間違い。運動中の発汗以外にも、冬は空気の乾燥や激しい風によって、身体全体からどんどん水分が失われていくため、脱水症状に陥りやすい傾向があります。運動する際は、意識的に水分補給を忘れずに行ってください。

■運動におすすめの時間帯

冬に運動する場合は、昼間がおすすめです。早朝や夜は気温が非常に低く、道路が凍結している場合もあり、怪我のリスクが高まります。

仕事などが理由で夜にしか運動できない方は、アンダーウェアを着用するなど、防寒性の高いスポーツウェアで体温が低下しないように工夫したうえ、室内での運動を心がけてください。

 3. 冬に適したスポーツウェアの選び方

冬になると外はもちろん、体育館の気温も低くなります。サッカーやバスケットボールの練習で動き続けている間は問題ありませんが、少し休憩すると、あっという間に体温が下がってしまいます。

■機能性の高さで選ぶ

発熱性の高さや速乾性など、身体を「冷え」から守る機能を重視して選ぶ方法です。


冬は夏ほどではありませんが汗をかきます。汗をそのままにしておくとニオイがこもるだけでなく身体が冷えてしまい、風邪を引く原因になります。そのため、汗を熱に変えるウェアや、汗がすぐに乾くウェアが多く開発されています。


また、防風性や保湿性も大切な要素です。冷たい風が服を通して肌に吹き付けると、体温が下がり皮膚から出る水蒸気もどんどん失われてしまいます。ウェアを選ぶ際は、発熱性、速乾性、防風性、保湿性を基準にすると、選択しやすくなります。


その他、アウターの場合はフードの有無や撥水性、ポケットの機能性も、選択の基準になります。


顔周りは風の影響を受けやすく、すぐに冷たくなります。パーカーなど、頭まで覆えるフードがあれば、寒い日でも安心して運動できます。さらに撥水性があれば、雨や雪から身体をしっかりと守ってくれるので、悪天候の日にウェアを悩む必要がなくなるよう、フード付き・撥水性のあるウェアを1着持っておくことをおすすめします。


ポケットは裏起毛が付いていたり、上からも横からも物を出し入れできる2ウェイ仕様になっていたりするため、手袋がない方、携帯電話やイヤホンなどを入れておきたい方におすすめです。

■着心地で選ぶ

着心地で選ぶ際は、腕を回したり、屈伸をした時に動きにくくないか、静電気が出ないか、内側の生地が肌に合うかなどを基準にすることをおすすめします。冬用ウェアは袖が長いものが多く、製品によっては運動時に可動域が制限されます。無理に動くと脇部分が破れることがあるため、着用したまま運動したい方は、ストレッチ性が高いウェアを選ぶと便利です。


また、着脱の機会が多いアウターは、多少乱暴に扱っても良いように、シワが付きづらい製品を選ぶことが大切です。重ね着することも考え、静電気が発生しやすい素材かどうか、着用時に肌がチクチクしないかどうか、直接触ってチェックするのもおすすめです。


着心地で選択する場合は、試着するとイメージが湧きやすいので、店舗に行くのが最も効率的です。


「約80種類のスポーツ」用品を自社で開発するデカトロン公式オンラインストアでは、購入後30日以内なら無料で返品・交換OK!冬用ウェアを是非自宅でご試着してみてください。

■冬におすすめのTシャツ

冬のシャツは速乾性の高い「ドライTシャツ」や防寒性の高い「ロングTシャツ」をベースレイヤーとして選ぶのがおすすめ。ドライTシャツはポリエステル素材でつくられることが多いアイテムで、汗がすぐに乾くため、体温の低下を防げます。


ドライTシャツは高機能でリーズナブルな製品が多く、定期着用の為まとめ買いも頻繁にされる人気シリーズ。


ロングTシャツは手首まで袖があるTシャツのことで、半袖よりも防寒性が高いウェアです。素材も暖かいものが多く、腕や手首を暖めることが大切な球技や、計測用にスマホやスマートウォッチの操作にも適しています。

■冬におすすめのパンツ

冬は「細身のスウェットパンツ」のように裾が長いウェアがおすすめです。

スウェットパンツは暖かく履き心地が良いのが特徴のウェアですが、ビッグシルエットのものは動きづらいため、細身のスウェットがおすすめです。

スウェットパンツは裾部分にボタンが付いていて開け閉めできるタイプもあります。温度調節がしやすいため、冬だけでなく、秋・春などの比較的涼しい季節でも使用できます。1年を通して長い期間使えるスウェットが欲しい方は、ぜひ探してみてください。

動きやすさを求める方にはハーフパンツがおすすめです。そのままでは寒く、冬には向きませんが、レギンスを下に履くことで、かなり寒さが軽減されます。スポーツ用のレギンスはデニール数が大きく、速乾性も兼ね備えているため、ドライ感を保ったまま運動が続けられます。寒い地域の方には、保温性が高い裏起毛タイプが特におすすめです。

4. アンダーウェアの着用がおすすめ

アウターだけでなく、アンダーウェアも、冬用を選択するのがおすすめです。外からの直接的な冷えを防いでくれるアウターに対して、アンダーウェアは、身体の内側からの冷えを防いでくれます。また、アンダーウェアによって、パフォーマンスの向上も期待できます。ここからは、アンダーウェアのメリットについて、詳しく解説していきます。

■アンダーウェアのメリット

アンダーウェアは運動時のコンディションを良好に保ってくれる製品です。ウェアの下に着用すると肌が直接空気に触れることを防ぎ、高い保温効果をもたらします。発汗を促す生地や通気性の良い生地など、様々な機能を持つ製品が開発されているため、快適に運動したい方には必須ともいえるアイテムです。


外で運動する場合は、吸汗・速乾性を持つウェアがおすすめです。汗がすぐに乾くので、長時間運動しても風邪を引きにくくなります。発熱機能のあるアンダーウェアも販売されていますが、汗が乾きにくいことが多いため、外での利用は避け、暖かな室内でご使用ください。


アンダーウェアは温度管理に役立つ一方で、プレーやトレーニングのパフォーマンスを上げる効果もあります。「重ね着しない方が運動しやすい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではありません。


運動時の筋肉は、大きく揺れるため身体にブレを生じさせます。余分な動きは全身の力を分散させるため、フォームが崩れたり、十分な記録を出せなかったりします。アンダーウェアを着用すると筋肉が引き締まって無駄な揺れを抑えられ、パフォーマンスを向上させられます。

5. 寒さを防ぐ服装のコツ

冬の寒さを防ぐためにはどのような方法があるでしょうか。懐炉や温かいお茶などを持つ方もいらっしゃるでしょうが、落としたり、冷めたり、運動の邪魔になったりするため、効果的とはいえません。常に温かな状態を維持するには、服装の工夫が何よりも大切です。

■重ね着をする

運動やトレーニングの序盤は、身体が冷えています。この時点ではまだ筋肉がほぐれていないため、外はもちろん、空調の効いたジムなどで運動する際も暖かい服装をしてください。厚めの服を持っていない方は、上半身にアンダーウェア、Tシャツ、トレーナー・パーカーを着て、下半身はハーフパンツと細身のスウェットを履くなど、重ね着する方法がおすすめです。重ね着によって熱が外に放出されることを防げるので、効率的に身体を暖められます。


注意点は、首や手首、足首などが外気に触れないようにすること。いくら身体が暖かくなっていても、これらは冷えを感じやすい部分です。また、関節が冷えるとパフォーマンス力も落ちるため、しっかりと覆うことが大切です。特に足首は靴との境目が露出しやすいので、長めの靴下を履くのがおすすめです。極寒の日は、動きにくくなければ靴下を重ね着しても問題ありません。

■着脱しやすいウェア

身体が暖まった後は、汗をかきすぎないように体温調節が必要です。この時、ファスナー付きのパーカーなど、着脱しやすいウェアをアウターにすると、運動をストップせずに温度調節できます。ただし、一気に服を脱いでTシャツ・半パンになると、あっという間に身体が冷えるので、1枚ずつ段階を経て薄着になるようにしてください。


温度調節がしやすいウェアには、ボタン付きのスウェットパンツがあります。サイドに付いたボタンを徐々に外していくことで、少しずつ外気に触れる面積を広げられます。とても便利なアイテムなので、興味のある方はぜひ検討してください。

■小物を準備する

冬の冷たい風は指先や耳、首元などにも容赦なく突き刺さります。これらはアウターだけではどうしても覆いきれない箇所であるにもかかわらず、とても寒さを感じやすい部分です。耳が冷たくなるのが嫌で外出したくない方もいらっしゃるかもしれません。そんな方におすすめなのが、耳あて、手袋、ネックウォーマーなどの小物です。


耳あてはヘッドホンのように耳をすっぽり覆ってくれるアイテムで、内側が毛で出来ています。近年は軽くてシンプルなつくりのものも多く、運動時もずれない製品が販売されています。


手袋は薄いものから分厚いものまで様々なタイプが販売されています。手の甲だけを暖めるタイプや、着用したままスマホ画面を操作できるタイプもあり、ランニングしてタイマーで計測したり、時間を確認することもできます。ちなみに、手袋はバスケットボールやハンドボールなどのトレーニングにも利用できます。手袋を着用して練習するとボールが滑るので、繊細な握力や手首の動きを身に付けられるのです。


ネックウォーマーは首元に風が入り込むのを防げるアイテムで、大きなものであれば口、頬、鼻までを覆える製品も販売されています。ネックウォーマーがあるとないとでは、感じる寒さにかなりの差が出るため、ぜひ導入してください。


また、意外かもしれませんが、風によって身体が冷えやすい場所は、もう1つあります。それは血流が多い頭頂部です。体温低下を防ぐための小物として、キャップを被ることをおすすめします。冬用のキャップは、防風仕様や通気性が良いもの、UV加工が施されているものなど、機能的なアイテムが多、つばが付いているものを被れば日焼け対策にもなります。


冬の防寒対策に、小物は大きな効果を発揮します。いずれもリーズナブルに手に入るうえに、導入するメリットも多いため、ぜひ検討してください。もし物を増やしたくない方は、フードやミトン付きのパーカーやジャケットで防寒対策を。

7. 冬におすすめのスポーツウェア【寒さを防ぐ服装のコツとは?】 まとめ

冬は外出したくなくなるほど寒くなりますが、重ね着したり、ネックウォーマーなどの小物を取り入れたりして服装を工夫すると、気持ち良くスポーツができます。


デカトロンでも機能性の高いウェアを販売しているため、住んでいる地域の気候に合わせて、適切なものをお選びください。


デカトロン日本公式オンラインストアでのご購入はこちら